家づくりの決断
マンションか、注文住宅か。
介護しながら、どう決断したか
介護しながら、どう決断したか
❤️
まず、娘のことを話させてください
この話を書くには、まず長女のことを知っていただく必要があります。
⚠️ あの日曜日のこと
長女が生まれたのは、日曜日でした。胎盤剥離による破水。でも私たちは「救急車を呼ぶほどではない」と思っていた。だから私は自分の車で病院へ向かいました。
ところが病院に着くと、緊急手術が必要な状態だとわかった。
日曜日だからか——受け入れてくれる病院がなかなか見つからない。いくつもの病院に連絡を取りながら、時間だけが過ぎていった。
結局、もともと通っていた産婦人科で手術することになりましたが、手術までにかなりの時間が遅れていました。
母子ともに、命が危険な状態でした。
命は助かりました。でも娘は脳性麻痺による重度障害を負いました。
行政からの補償はなく、病院の落ち度があったとも言い切れない。ただ、あの日曜日に——受け入れてくれる病院がすぐ見つかっていたら、と今でも思います。
それでも私たちは前を向いてきました。娘を愛し、娘と生きてきました。
🏠
社宅から、次のステージへ
娘が小さい頃は、抱っこして移動できました。社宅でも不便はそれほどありませんでした。
でも娘が成長するにつれ、車椅子での移動がメインになっていきました。その時、初めて「家」を真剣に考え始めたのです。
「このままの家では、娘を連れての生活がどんどん大変になる」
🏢
マンションの魅力と限界
最初に考えたのはマンションでした。
🏢 マンションの魅力
- エレベーターで車椅子移動が楽
- 駐車場が近い
- バリアフリー設備が整っている
- 部屋の動線がシンプル
❌ マンションの限界
- 間取りを変えられない
- 家族の夢を詰め込めない
- 隣の音が気になる
- 将来の売却・賃貸が不安
介護のことだけを考えれば、マンションの方が合理的でした。でも私たちには、もう一つ大事なことがありました。
✨
家族それぞれの「夢」
注文住宅を考え始めた時、不思議なことが起きました。
今まで「家」にまったく興味がなかった私が、どんどん夢を語り始めていたのです。
妻の夢
暖炉を入れたい
妻の夢
キッチンに とことん こだわりたい
私の夢
部屋から車を 眺めたい
二人の夢
吹き抜けの 開放的な空間
「今まで家に対してまったく興味がなかったのに、不思議だ」
介護で精一杯だった日々の中で、初めて「自分たちの夢」を語り合えた瞬間でした。
🚗
まさか、本当に叶うとは思っていなかった
私の夢の中で、一番「無理かもしれない」と思っていたのがガレージハウスでした。
🚗 昔からの憧れ
昔から車が好きでした。当時乗っていたのはポルシェ911カレラS。「いつか、部屋の中から自分の車を眺められたら最高だな」
ずっとそう思っていましたが、まさか本当に叶うとは思っていませんでした。
ところが設計が進む中で、担当者がこう言ったのです。
「リビングからもバスルームからも、車が見える設計にできますよ」
さらに夜はスポットライトが車に当たるよう照明も設計しました。
今はフェラーリ カリフォルニアTが、スポットライトを浴びて夜もそこにいます。
お風呂に入りながら、リビングでくつろぎながら、愛車を眺める。
「家を建てて本当によかった」と思う瞬間のひとつです。
お風呂に入りながら、リビングでくつろぎながら、愛車を眺める。
「家を建てて本当によかった」と思う瞬間のひとつです。
💑
妻の願いを、叶えてあげたかった
正直に言えば、私の気持ちはシンプルでした。
妻はずっと、娘の介護を中心に生きてきた。
自分の夢を後回しにして、ずっと頑張ってきた。
だから——妻の願いを、全部叶えてあげたかった。
暖炉も、こだわりのキッチンも。
それが注文住宅を選んだ、一番の理由です。
自分の夢を後回しにして、ずっと頑張ってきた。
だから——妻の願いを、全部叶えてあげたかった。
暖炉も、こだわりのキッチンも。
それが注文住宅を選んだ、一番の理由です。
📝
決断のポイントをまとめると
✅ 注文住宅を選んだ理由
- 車椅子の動線を自分たちで設計できる
- 将来のバリアフリー改修も最初から考慮できる
- 妻の夢(暖炉・キッチン)を全部詰め込める
- 部屋から車を眺めるガレージハウスが実現できる
- 吹き抜けで開放的な空間が作れる
合理性ではなく、「家族の夢」で選んだ決断でした。
それが正しかったのかどうか——実際に建ててみた話は、また次の記事で書きます。
実はもう一台、メルセデス・ベンツ Gクラス(ゲレンデ)があります。
こちらは車椅子の昇降装置を取り付けるために改造しました。
娘との外出に欠かせない、私たち家族の「もう一台の相棒」です。
詳しくは別の記事でご紹介します。
こちらは車椅子の昇降装置を取り付けるために改造しました。
娘との外出に欠かせない、私たち家族の「もう一台の相棒」です。
詳しくは別の記事でご紹介します。
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