バリアフリー住宅・介護設計
実際に建ててみて
——バリアフリー設計で後悔したこと、よかったこと
——バリアフリー設計で後悔したこと、よかったこと
🚗
あえて「旗竿地」を選んだ理由
土地探しで、私たちがあえて選んだのが旗竿地でした。
旗竿地は一般的に不人気です。だからこそ、比較的条件のいい土地が空いていました。
💡 車椅子ユーザーに旗竿地が向いている理由
一般的な住宅では、玄関に入る時のスロープがどうしても急勾配になりがちです。特に道路から玄関までの距離が短いと、車椅子では危険なほど急な角度になってしまいます。旗竿地なら道路から玄関までの距離が長い。その分、ゆるやかなスロープが作れます。
車2台が停められて、その横に車椅子が通れるスペースも確保。傾斜をつければ、長いスロープにもなる。
不人気な土地が、車椅子の家族には最高の条件だった
✅
バリアフリー設計でよかったこと
✅ 実際に役立ったバリアフリー設計
- 旗竿地を活かしたゆるやかなスロープ→車椅子で安全に玄関まで
- 玄関から扉なし・段差なしでリビングへ直行
- リビングからベッドルームまでバリアフリーの動線
- 脱衣スペース・バスルームを広めに設計
- 湯船への昇降機を設置(行政の補助金が降りた)
介護をしながら家の中を動く時、段差がないということがどれほど助かるか。実際に暮らしてみて初めてわかることです。
💜
施設入所——複雑な気持ち
新居での介護生活が続く中、長女が20歳を超えたあたりから、夫婦で施設入所を話し合うようになりました。
私たちがいつまでも介護できるわけではない。老後、いつかは見てあげられなくなる。
しかし、高齢者向けの施設はあっても、子ども向け・若い人向けの施設はなかなかないのが現実です。県外も視野に入れて検討していました。
そんな中、近所に施設ができて、入所できることになりました。
💜 あの時の気持ち
近所だったので罪悪感はありませんでした。でも——すごく寂しかったです。
それと同時に、ホッとした気持ちもありました。
顔を見に行ける距離。それが何より安心でした。
この複雑な気持ちは、同じ立場の方にしかわからないと思います。
🏠
今、バリアフリー設計はどうなっているか
長女が施設に入所してから、昇降機は外しました。
でも、バリアフリー設計はそのままです。
段差がない。動線が広い。
とても暮らしやすいです。
介護のために作った家が、今は私たち夫婦の「暮らしやすい家」になっています。
そして——私たちもいずれ高齢者になります。
その時、このスロープも、広い動線も、きっとまた役に立つはずです。
とても暮らしやすいです。
介護のために作った家が、今は私たち夫婦の「暮らしやすい家」になっています。
そして——私たちもいずれ高齢者になります。
その時、このスロープも、広い動線も、きっとまた役に立つはずです。
介護用に設計した間取りが「必要なくなった」のは、予想できなかったことです。
でも、そこまで考えるのはなかなか難しい。
バリアフリーは、介護のためだけじゃない。
家族全員が、いつまでも暮らしやすい家——それが本当の意味でのバリアフリーだと、今は思っています。
📌 NEXT ARTICLE
介護しながら、もう一人産む決断——長男への葛藤と、4人家族になった理由
次回の記事もお楽しみに ▶


コメント