介護しながら、もう一人産むということ——私たちが4人家族になるまで

介護しながら、もう一人産む決断——長男への葛藤と、4人家族になった理由
家族のいる家
家族の決断・介護と育児
介護しながら、もう一人産む決断
——長男への葛藤と、4人家族になった理由
🏥
埼玉の病院へ——転勤希望を出した

長女の介護が始まり、脳を調べるために埼玉にある専門病院を紹介してもらいました。そこで治療とリハビリを続けていくことになった。

私は会社に、埼玉への転勤希望を出しました。

💼 サラリーマンとして、辛い決断
同期は全員、拠点長になるタイミングでした。

でも私は一人、拠点長になれず、勤務地を優先してもらった。

サラリーマンとして、それは辛い決断でした。
でも——娘を思うと、1%の可能性に賭けたかった。

🌙
あの夜のこと

しかし待っていたのは、過酷な日々でした。

妻は疲れ果てていました。

📍 ある夜、仕事から帰ると——
妻の車のドアが、開けっぱなしになっていた。

玄関の扉も、半分開いたまま……。

家の中は電気もついていない。静まり返っている。

嫌な予感がした。

何か事件に巻き込まれてしまったのか。

恐る恐る、家に入ると——

そのまま、妻と娘が寝込んでいた。
とりあえず、ホッとしました。

でも同時に、思った。

「このままではダメだ。崩壊してしまう。」

お互いの両親にお願いして、交代で来てもらいました。それでもギリギリの状態が続いていました。


💡
「明るい光を灯したい」

そんな日々の中で、私はある思いが膨らんでいきました。

「もう一人、子どもをつくりたい。3人より4人の方が、明るい家庭を築けるのではないか」

妻に反対されるかもしれない、と思いました。

出産の恐怖もある。これ以上大変になることへの不安もある。もっともな話です。

💬 何度も、ゆっくり話し合った
私たちの未来を描いて、何度も、そしてゆっくり話し合いました。

妻は私の話を聞いてくれた。
そして——理解してくれた。

「総合病院で産もう。絶対的な安心感があれば大丈夫。」

先生と相談し、帝王切開で、少し早めに産むことになりました。

👦
長男が生まれて——妻のジレンマ

長女の3年後、長男が生まれました。健常児でした。

家に、新しい命が来た。

笑い声が増えた。明るくなった。

4人家族になって、よかった。

あの時の決断は、間違っていなかったと思っています。

でも——妻には、ずっと抱えていたものがありました。

長女の介護に付きっきりの中、長男は嫉妬してしまう

平等に育児ができない。

長男にはかなり我慢させてしまった——

妻なりの葛藤、負い目、ジレンマを、ずっと抱いていたそうです。

私はその全部を、当時は知らなかった。

同じ境遇の方は、きっとこのジレンマを知っているはずです。

正解はない。でも、あの時の私たちにできることを、精一杯やってきた。それだけは言えます。

重い話が続きましたが——

それでも私たちは今、旅に出ようとしています。

あの過酷な日々があったから、今の私たちがある。

そう思えるようになるまで、時間はかかりましたが。
📌 NEXT ARTICLE
ゲレンデを車椅子仕様に改造した話——娘との外出を諦めなかった理由
次回の記事もお楽しみに ▶
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

53才、転勤族のサラリーマンです。長女の介護をしながら、家族みんなで楽しく暮らしています。40才の時に東京に家を建てることを決意。でも、趣味の車も手放しなくない、旅行もしたい、グルメも楽しみたい。究極のサラリーマン目指してます!

コメント

コメントする

目次